SJ 10,20

1976年に軽自動車の規格が変わったことにより、その規格に合わせるため作られたモデルがSJ10型と呼ばれるものです。

基本的な部分はLJ20型とほとんど変わらないのですが、エンジン排気量を550ccまで拡大することができたためにエンジンは水冷2ストローク直列3気筒のLJ50型に変更されました。

ただ、パワースペック的にはエンジン設計が違ったため、事実上のパワーダウンとなってしまいました。

更にボディの外見寸法が広くすることができるようになったため、オーバーフェンダーやサブフレームなどでボディを拡大、それによって悪路走破性に大きくかかわってくるトレッド幅も広くされました。

それ以外にもフロント周りのデザインが変更されたり、メタルドアという金属製のドアが与えられたりという小変更がいくつか行われました。

そしてもう一つ、これは軽自動車のジムニーということではなく、ジムニーのいわゆる小型自動車バージョンの初期モデルとなるSJ20型の発売もありました。

これは主に輸出仕様車として作られたのですが、もちろん日本での販売もされました。

SJ10型のエンジンをスズキでは初となる4ストロークエンジンにし、排気量も800ccまで拡大したものを搭載した形で、名前も排気量にちなんで「ジムニー8」とされ、更に幌モデルとメタルバンのほかに新たに商用目的に使えるようにとピックアップトラックモデルも用意されました。

これによって軽自動車のSJ10型、普通自動車登録のSJ20型の2つのジムニーが揃うこととなりました。